2016/10/19リリースのSAニューアルバム『WAO!!!!(ワオ!!!!)』。
メジャーデビュー後、初めてのオリジナルアルバム(メジャーデビューして、初の音源は過去の音源から選択されたベストアルバム)。
アルバムタイトルが「ワオ!」。
過去にこんな驚くような言葉を使ったアルバムタイトルを見たことがない。
メジャーデビュー後の初めてのオリジナルアルバムで、どんな雰囲気持ったアルバムになるのかなと思い1曲目から通しで最後の曲まで聞いたけど、良い意味で変わっていない。でも、同じところでとどまっているものでもなく、よりカッコよくなっているアルバムだと思う。
今のSAのロックが聞ける
この動画はアルバム1曲目の「ピーハツグンバツWACKY NIGHT」のMV(ミュージックビデオ)。
「ピーハツ」、「グンバツ」は「ギロッポン」(六本木のこと)のように業界用語なのかな。
ピーハツは「ハッピー」、グンバツは「バツグン」という意味だと思う。
この曲以外を聞くにはアルバムを買わないと聞けないわけだけど、このMVから今のSAのロックが聞けると思う。
難しい言葉ではなく、リアルな言葉をキャッチーなメロディーにのせて歌う。そのほかのアルバム収録曲もこういう感じ。
01. ピーハツグンバツWACKY NIGHT
02. 槍もて弓もて
03. 誰が為の人生だ
04. LOVE’N’ROLL
05. そしておまえは新しくなる
06. Andy
07. ケリをつけろ
08. 情熱WINNER
09. WATCH ME
10. はじめてのバラード
11. CLUNKER A GO-GO
出典元:NEWアルバム「WAO!!!!」詳細発表!|NEWS:SA (エスエー/aka.Samurai Attack) Official Web Site
ロック⇒ちょっと怖いというイメージが大きいけどこのMVはそれを感じない。ピーハツ(ハッピー)と曲名についているくらいなのでハッピーで溢れていて、見ていて楽しい。
このMVに現れているように、これが今のSAのロックだと思う。
ライブも同じで、ロックバンドのライブなのにハッピー、楽しい、笑いが沢山ある。
硬派なイメージがあるロックだけどSAにはそんなイメージは無い。厳密に言えば徐々になくなってきたというのが正しい。
メンバー自身が「楽しみたい」、「笑いたい」という心境の変化があり、それがライブの演奏・MCに現れ、その延長上に今作のようなアルバムが出来たんじゃないかと感じている。
まさにピーハツ(ハッピー)なアルバム。
『SA』というロック
SAのパンクではなく、あえて「SAのロック」と表現。
パンクはSAを構成するひとつの要素で全てではないというのがSAというバンドに対する感じ方。
SAファン歴14年。ニューアルバムを聞くたびに違うSAが聞ける。違うSAなんだけど嫌いにはならない。「こう来たか〜」、「こういう音も出しちゃうの!」という驚き、ワクワクがある。
初期の頃の様な、「いかにもパンク」という曲は少なくなってしまったのかもしれない。
でも、曲調がどうのこうのと関係なくSAがやればパンクになる(さすがにテクノ音満載な曲とかやりだしたら「えっ?どういうこと?」となるけど)。
ずっとSAの曲を聞いているけど、軸はぶれていない音。
根本にしっかりとメンバーが聞いてきた音楽(パンクだったり、ロックンロールだったり、フォークだったり、ポップだったり)がある。
それをSA流にアレンジし、SAというロックに昇華されているんだと思う。そうじゃなきゃ、こんなカッコイイと思える音は出せない。
本当に全部ひっくるめて「SA」っていうロック、またはジャンルの音(そんなジャンルは厳密にはないんだけどそれ位際立っているということ)、この4人だからこそ出せる音になっている。
WAO!!!! – SA
初回限定盤には特典で2016/04/17に東京キネマ倶楽部で行われた「START ALL OVER AGAIN, NOW! 2016」ツアー最終公演を全曲収録されている。
SAの公式サイトなど
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以上、Vol.124でした。
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