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マージービート(Mersey Beat)が好きだけど一体何なのか調べた / The Beatlesだけがマージービートではない[MusicLogVol.122]

マージービート(Mersey Beat)が好きだけど一体何なのか調べた / The Beatlesだけがマージービートではない[MusicLogVol.122]

出典元:50 Years Ago: Beatles Top Mersey Beat Poll Again – beatle.net

Vol.122です。

いつもと趣向を変えたMusicLog。
好きな音楽のジャンルの一つに『マージービート』があります。
英語で表記すると「Mersey Beat」。

平たく言えばロックです。
そのロックの中でさらにジャンル分けした中にあるのがマージービート(だと思っています)。

60’sのロック。
好きで聞いている音楽だけど『一体、それは何なんだろう??』という個人的な疑問があったので調べました。
そして、そのアウトプット(備忘録)としてこのエントリを書きました。

マージービートとは何?

リバプールサウンドとは、1960年代前半にイギリスで勃興したロックンロールのムーブメントおよびそこから確立したジャンルを差す音楽用語。日本独自の呼称であり[1]、現地ではマージー・ビート(Merseybeat)、ビート・ミュージック(Beat Music)、ブリティッシュ・ビート(British Beat)などと呼称された。

ちなみに英米では、特にリヴァプール出身のバンドを指してマージー川に由来するマージービート(Merseybeat)という名称で呼ぶ[5]。ロンドンやマンチェスターなど他地域のバンドも含めた場合はブリティッシュビートという総称で呼ぶのが一般的である。
出典元:リバプールサウンド – Wikipedia

マージービートは現地での呼称であり、他の呼び名で「リバプールサウンド」、「ビート・ミュージック」、「ブリティッシュ・ビート」などと呼ばれているようです。

1960年代というのもキーポイントかなと思います。
現代のマージービートバンドはこの1960年代に活躍したバンドのカバーを多数演奏しています。
もっと面白いのが、あるバンドがカバーした曲の方がカッコイイからそれをカバーしたというややこしいことをしていたりします(後述します)。

The Beatlesだけがマージービートではない

ここでタイトルに含まれている「The Beatlesだけがマージービートではない」について。
The Beatlesの初期のサウンドはもろマージービートです。


出典元:The Beatles Twist And Shout (Mersey Sound Aug 27,1963) – YouTube

マージービートですね。
この曲もカバーのカバーです。原曲は「The Top Notes – Twist and Shout」です。

The Beatlesの場合は世界中で人気がでて爆発的ヒットを飛ばし知名度、認知度共に世界的に高いです。
そのためThe Beatles=Rockという式は想像できてもThe Beatles=マージービートという式はなかなか想像できない人が多いと思います(現に自分は想像できなかったです)。
しかし、The Beatlesはマージービートです。
人気があるだけにThe Beatlesばかりに目が行ってしまいがちですが、The Beatlesはマージービートバンドの1つで他にもカッコイイバンドはいます。

どうしても最初はThe Beatlesがマージービート!?と正直驚きましたが、ルーツを辿っていくとそうなんです。
そしてThe Beatlesだけ光り輝き人気を得てましたが、カッコイイバンドは他にも沢山いるんだということルーツが教えてくれました。

マージービートバンド

一部にしか過ぎないですが列挙。

  • The Rolling Stones
  • The Merseybeats
  • The Holies
  • The Searchers
  • The Big Three
  • Gerry And The Pacemakers
  • Yardbirds
  • The Kinks

詳しい方であればもっと出てくると思います。
自分はまだ勉強中(カッコイイマージービートバンドをいろいろと探している最中)なのでこれくらいしか列挙出来ません。

何をもってしてマージービートとするか?

難しいですね。
個人的には・・・

  • アンプ直結の音、シンプルなロック
  • スーツで身をかためた出で立ち(そうじゃないバンドもあります)
  • ポマードで整えたヘアースタイル(そうじゃないバンドもあります)
  • 古き良きRockサウンドを大事にし、それが好きで音をだしている
  • デジタルよりアナログ志向なところ

もちろん他にもあるかと思います。
今、自分が感じることだとこれかなという感じです。

カバーのカバー

前途したカバーのカバー。
例として「Do You Want to Dance」という曲を取り上げます。

▼原曲の「Do You Want to Dance」はこちら


出典元:1958 HITS ARCHIVE: Do You Want To Dance – Bobby Freeman – YouTube

▼そしてこちらはCliff Richardがカバーした「Do You Want to Dance」


出典元:Cliff Richard – Do you wanna Dance? – YouTube

▼そして最後にThe NEATBEATSがカバーのカバーをした「Do You Want to Dance」(2:26からがDo You Want to Danceです)

The NEATBEATSの「Do You Want to Dance」はオリジナルアルバムの「DANCE ROOM RACKET」に収録されてます。

まとめると・・・

  • Bobby Freema(原曲)
  • Cliff Richard(原曲をカバー)
  • The NEATBEATS(原曲のカバーをカバー)

というややこしい形になります。
原曲、カバー、そしてカバーのカバー。
こういう流れは他の曲でもあったりします。

カバーは原曲の雰囲気そのままにカバー側の個性で違う魅力をだします。
カバーのカバーとなると原曲の雰囲気はあるがオリジナル曲?と聞き間違えてしまうことがあります。
現に「Do You Want to Dance」はずっとThe NEATBEATSのオリジナル曲だと思っていました。

日本のマージービートバンドと言えば・・・

自分の中ではThe NEATBEATSからマージービートにはまったというのがで大きいので日本のマージービートバンドと言えば『The NEATBEATS』です(あくまで個人的にです)。


出典元:【MV】TWISTIN’ TIME WITH YOU – THE NEATBEATS – YouTube

ライブではオリジナル曲はもちろん演奏しますが、カバー曲もやります。
そのカバーで60’sマージービートバンドの曲を演奏する(カバーだけどオリジナル曲では!?というクオリティーで演奏)。

古き良きロック、マージービートを今に伝える伝道師、『The NEATBEATS』。
日本のマージービートバンドと言えば自分の中ではTHE NEATBEATSです。

まとめ

マージービートについてまとめてみました。
人によっては見解が違っていたりするのかもしれないですが(違って当然)、今の自分の中では当エントリーに記載したことかなと思います。
マージービートはルーツを探れば探るほど面白いです。
「こんなカッコイイバンドがいるのか!」、「え、この曲ってこの人のだったの!?」とかとか。
マージービートに対して欲が尽きない。
これからも色んなマージービートバンドを探していきたいな。

参考サイト

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